綾野剛『セカンドバージン』鈴木京香の息子役で見せた怪演とブレイクの軌跡
今注目を集めている 綾野剛『セカンドバージン』鈴木京香の息子役で見せた怪演とブレイクの軌跡について、多角的な視点をご紹介しています。
綾野剛が出演したシーンは、物語の要所で効果的に配置されています。全10話のうち、第1話、第3話、第5話、第7話、最終回などに登場し、主人公・るいの日常を揺るがすトリガーとして鮮烈な爪痕を残しました。
中でも視聴者の語り草となっているのが、母・るいと許されぬ恋に落ちる若き金融庁官僚・鈴木行(長谷川博己)と一郎(綾野剛)の対面シーンです。るいの自宅マンションで鉢合わせる場面などで見せた、長谷川博己と綾野剛による視線の交錯は圧巻でした。母を奪い合う男同士のような奇妙な緊張感と、互いの腹を探り合うような空気感は、現在トップ俳優となった2人の貴重な若手時代の火花散る競演として見応え十分です。
また、2011年9月に公開された映画版『セカンドバージン』にも綾野剛は同役(中村一郎)でキャスティングされています。映画版とドラマ版の違いについて、映画はマレーシアを舞台にした銃撃事件の真相と、るいと行の究極の純愛に尺の大部分が割かれているため、一郎の出番はドラマ版ほど多くありません。母と息子の生々しい心理葛藤や綾野剛の芝居をじっくり堪能したい場合は、連続ドラマ版の視聴が圧倒的におすすめです。