韓国の中国人観光客トラブルが再燃?済州島・明洞の現実と経済の葛藤

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かつてTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備に伴う対中関係の冷却や、世界的なパンデミックの影響によって、韓国における中国人観光客は一時的に激減していた。この時期の中国人観光客の減少理由は、渡航制限や団体ツアーの禁止といった政治的・社会的なハードルが主因だった。

状況は一変した。2026年後半以降の団体旅行解禁を契機に客足は着実に持ち直し、2026年現在の最新動向では、ソウルや済州島を中心にパンデミック前のピーク時に迫る勢いを見せている。特に中国の大型連休である春節や国慶節の期間には、主要空港の国際線ターミナルが中国人ツアー客で埋め尽くされる光景が日常となった。

客層にも変化が見られる。以前主流だった「爆買い」を目的とする大型バスツアーだけでなく、SNSの情報を頼りに個別のカフェや路地裏グルメを巡る20代〜30代の個人旅行客(散客)が急増した。行動範囲が観光地にとどまらず住宅街やローカルエリアへ広がった結果、現地住民との接触機会が格段に増え、新たなトラブルの火種を生み出している。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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