任天堂とマリナーズの真実|買収理由と現在の持ち株比率を徹底解明
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2004年、山内溥氏は保有していたマリナーズの株式をNintendo of Americaへ譲渡。名実ともに任天堂の米国法人が球団運営を支えていましたが、2016年8月、任天堂は保有株式の大半を売却する決断を下します。
売却先となったのは、球団の共同保有グループであるファーストアベニューエンターテインメント(First Avenue Entertainment LLLP / FAE)の既存マイノリティ出資者たちでした。携帯電話大手幹部などを歴任したジョン・スタントン氏が新たなCEO兼筆頭オーナーに就任しています。
売却の背景には、主に3つの合理的な理由がありました。
- 本業であるゲームビジネスへの資源集中:当時、任天堂は新型ハード「Nintendo Switch」の立ち上げ準備期間にあり、多額の投資と経営資源のフォーカスが急務だったこと。
- 岩田聡前社長の急逝と体制刷新:2015年の岩田社長の逝去に伴い、グローバルな資産ポートフォリオの再編が進められたこと。
- シアトル地域社会への役目の完了:球団経営は完全に黒字化し、新球場(現T-モバイル・パーク)の定着など、当初の「球団存続支援」という目的を十分に果たしたこと。
こうして任天堂は、24年間にわたる筆頭オーナーとしての歴史にひとつの区切りをつけました。