『Akira』山形役・水上功治の今|名優が語る伝説の裏側と現在

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水上功治のキャリアを語る上で決して外せないのが、大友克洋監督が手掛けた金字塔的SFアニメ『AKIRA』だ。制作を手掛けたTMSエンタテインメントによる規格外の作画と音響制作において、水上が演じた金田たちの仲間・山形は、物語の前半で強烈なインパクトを残す重要人物である。

プレスコ(先に声を収録してから作画を合わせる手法)が採用された本作の現場は、まさに命削りの空間だった。金田や鉄雄ら幼馴染みグループの中で、不器用ながらも仲間想いな山形の叫びや荒々しい息遣い。大友克洋が描くリアルな近未来の東京「ネオ東京」の退廃的な空気感と、水上の泥臭く力強い声が見事にシンクロした。当時のアニメ声優業界では珍しかった「生身の役者によるナチュラルな芝居」が、作品全体のリアリティを底上げしたことは間違いない。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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