なぜ泥沼化?シベリア出兵の裏側と教科書が隠した衝撃の真相とは

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正規の戦線が存在しないシベリアで、兵士たちを襲ったのは見えない敵の恐怖だった。昼間は従順な農民を装い、夜になると銃を取って襲撃を仕掛けてくるパルチザン。言葉も通じず、補給線は数千キロにわたって伸び切った。1920年にはアムール川河口の港町で、日本軍守備隊や民間人を含む数百名が全滅・虐殺される「尼港事件(ニコラエフスク事件)」が勃発する。

事件の衝撃は国内世論を沸騰させ、強硬派の軍部をさらに過激な掃討作戦へと駆り立てた。報復としての村落焼き払い、スパイ容疑による住民の即決処刑。泥沼のゲリラ掃討戦は軍紀を激しく弛緩させ、前線から送られてくる検閲済みの手紙には書かれなかった悲惨な現実が、帰還兵の口から密かに語り継がれることとなった。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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