コロナ同じ株に再感染する?免疫保持期間と重症化リスクの真実

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感染後に体内で産生される中和抗体は、血液中を循環してウイルスを無力化する主力部隊だ。しかし、この抗体価のピークは長くは続かない。発症からおよそ1ヶ月を境に血中抗体濃度は徐々に下降曲線をたどり、呼吸器の最前線である鼻腔や咽頭の粘膜表面における分泌型IgA抗体にいたっては、さらに早いペースで枯渇していく。

血中抗体が全身の重症化を防ぐ力を持っていたとしても、ウイルスの侵入口である上気道粘膜のバリアが手薄になれば、同一のウイルス粒子であっても容易に細胞内への侵入を許してしまう。身体が「過去の侵入者」を記憶していても、門番が留守であれば感染そのものは成立する。これが、同じ株でありながら短期間で再び陽性となる根本的なメカニズムだ。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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