R&Bとソウルの違いとは?歴史・名盤・見分け方を音楽記者が徹底解説
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洋楽ジャンルの見分け方において、最も直感的に両者を区別する指標は「ボーカルの情動(エモーション)の向け先」と「サウンドの時代的・構造的アプローチ」です。
リズム・アンド・ブルース(R&B)は、ブラックミュージックの商業的・大衆的な進化の総称として使われることが多く、時代ごとにシンセサイザーやヒップホップのビートなど最新の音楽テクノロジーを柔軟に吸収してきました。そのため、スムーズなメロディラインや洗練されたボーカルコントロール、心地よいグルーヴが前面に出る傾向があります。
対してソウルミュージックは、1960年代にアフリカ系アメリカ人のアイデンティティや誇り(Black Pride)と結びついて爆発した音楽です。特徴的なのは、教会で神へ祈りを捧げるゴスペル直系の熱狂的なボーカル。しゃがれ声のシャウト、呻き(グラント)、感情が昂るあまりメロディを崩して叫ぶアプローチなど、「歌い手の生々しい魂(Soul)がどれだけ剥き出しになっているか」が最大の聴き分けポイントになります。