寺内内閣の闇と巨額焦げ付き!西原借款が暴く近代外交のタブー

寺内内閣の闇と巨額焦げ付き!西原借款が暴く近代外交のタブーの注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

砂上の楼閣は瞬く間に崩壊した。段祺瑞政権は日本から得た資金で反対勢力を武力制圧しようと試みたが、国内の反発を抑えきれず、1920年の安直戦争で失脚。中華民国北京政府の権力基盤は四散した。

政権交代によって残されたのは、天文学的な額の不良債権である。後継政権は「段祺瑞が私的に結んだ違法な密約」として借款の継承を拒否。担保とされた利権は一切行使できず、元金の返済も利払奪回も完全にストップした。

この巨額焦げ付きは、融資を担った特殊銀行群の経営を深刻に圧迫した。不良資産を抱え込んだ金融機関の機能不全は、後の1927年昭和金融恐慌へと至る導火線となり、日本経済に耐え難い打撃を与える結果となった。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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