国会議事堂の銅像に隠された謎!4体目の空白台座が語る歴史の深層
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これらの像は、単なる歴史のモニュメントにとどまらない。昭和初期における近代彫刻芸術の最高傑作としての顔を持つ。
大隈重信像と板垣退助像を手掛けたのは、「東洋のロダン」と称された彫刻界の巨匠・朝倉文夫である。大隈の堂々たる羽織袴姿と、その裾に宿る緊張感。板垣が羽織るマントの自然なドレープと、風を孕んだような躍動感。朝倉文夫はモデルの解剖学的正確さと内面から滲み出る意志の強さを、卓越した技術で青銅に封じ込めた。一方、伊藤博文像を制作した建畠大夢もまた、洋装のフロックコートに身を包んだ威風堂々たる宰相の風格を見事に造形化している。
1936年の帝国議会議事堂竣工に合わせて設置されたこれらの彫像は、昭和モダン期の職人技と彫刻芸術の精華であり、空間そのものを美術品へと昇華させている。