東京スカイツリー竣工の裏側!技術者たちが挑んだ世界一の塔の奇跡
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施工を担った株式会社大林組の現場は、まさに前人未到の連続であった。地上から遥か高くに設置されたタワークレーンを操作し、強風の中で重さ数十トンの鉄骨をミリ単位で組み上げる作業は、息をのむ緊張感の中で進められた。とりわけ、工事が終盤を迎えていた2011年3月11日、塔の高さが625メートルに達していた段階で東日本大震災が発生。激しい揺れが襲ったものの、構造体には一切の損傷がなかった。高所作業にあたっていた技能士たちの冷静な判断と、事前の緻密な施工計画が功を奏した瞬間であった。
工事終盤に実施された解体作業も大きな技術的試練であった。超高所に設置された大型クレーンを、自らを解体しながら小型クレーンへと段階的に小さくして降ろしていく特殊な工程。熟練の職人技術と高度な力学計算が一体となって成し遂げられたこの解体手順は、タワーの頂部で繰り広げられた施工管理の真骨頂であり、いまなお建設界の語り草となっている。