キオクシアが放つ電撃の決断――Ai特需とV字回復の波に乗り発動した「自社株買い」が示す、日本の半導体巨頭の真意
今注目を集めている キオクシアが放つ電撃の決断――Ai特需とV字回復の波に乗り発動した「自社株買い」が示す、日本の半導体巨頭の真意について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
だが、手放しで楽観視できる局面ばかりではない。半導体メモリの世界は、一瞬の油断が命取りになる極限の技術レースだ。
競合する韓国サムスンエレクトロニクスやSKハイニックスは、300層超、さらには400層クラスの次世代3D-NANDの開発と量産に向け、数千億円規模の資金を投入し続けている。キオクシアもまた、米サンディスク(ウエスタンデジタル)との協調体制を維持しながら、最先端プロセスの開発スピードを緩めるわけにはいかない。
限られた経営資源を「将来の設備投資・R&D」に向けるべきか、「即効性のある株主還元」に向けるべきか。今回打ち出された自社株買いは、次世代技術への投資枠を完全に確保した上での決断であり、経営陣が自社の収益力に絶対的な自信を持っていることの証左と言える。