中学生のタトゥー急増に惑う現場:法律と規制、皮膚科医が語る現実
中学生のタトゥー急増に惑う現場:法律と規制、皮膚科医が語る現実の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。
衝動的な施術の代償は極めて大きい。衛生管理が行き届いていない環境での施術は、B型・C型肝炎ウイルスなどの感染症リスクや、重度の皮膚アレルギー反応を引き起こす。また、粗悪なインクに含まれる重金属が原因で、深刻な皮膚障害を負うケースも報告されている。
「入れてしまった後」の代償もまた酷だ。成長期にある中学生の皮膚に彫られたインクは、身体の発育とともに歪み、数年後には想定外の形に変形することが珍しくない。後悔して消そうとした場合、頼みの綱となるのは美容皮膚科医療だが、除去治療は施術の何倍もの費用と時間を要する。ピコレーザーなどの最新機器を用いたとしても、激しい痛みを伴い、完全に元の肌に戻る保証はない。傷痕(ケロイド)として残るリスクも高く、保護者が数十万円から数百万円に及ぶ高額な自由診療費を負担せざるを得ないのが厳しい現実だ。