映画『もののけ姫』声優キャスト一覧と現在|配役秘話と一人二役の真相

映画『もののけ姫』声優キャスト一覧と現在|配役秘話と一人二役の真相に関する注目トピックを速報でお届けします。関心のある方は必見です。

『もののけ姫』の物語は、人間と自然、神々の相克という多重構造で描かれています。複雑に絡み合う利害関係と信念のぶつかり合いを成立させるため、キャラクターの配役には極めて厳密な声の設計がなされました。

勢力関係を整理すると、大きく分けて「エミシの隠れ里」、シシ神の森を守る「神々ともののけ」、鉄を作る技術集団「タタラ場」、そして朝廷の密命を帯びて暗躍する「師匠連・唐傘連」の4大陣営に分類されます。それぞれの陣営を率いるキャラクターに、圧倒的な存在感を持つ演者が配向されました。

キャラクター名担当キャスト(声優)役柄・所属勢力編集部の見解・配役の特徴アシタカ(アシタカヒコ)松田洋治エミシの里の若き指導者『ナウシカ』のアスベル役に続く起用。澄んだ誠実さと芯の強さを兼備。サン(もののけ姫)石田ゆり子犬神に育てられた人間 / 森の勢力少女の脆さと野生の激しさを表現。過酷なアフレコを経て完成された名演。カヤ石田ゆり子(一人二役)エミシの里の乙女(アシタカの許嫁)伝統的規範と献身的な愛を象徴。サンとの対比が物語の深層を形成。モロの君美輪明宏300歳の巨大な犬神 / サンの育ての母神々しさと母性、知性と恐ろしさを完全に両立させた唯一無二の怪演。エボシ御前田中裕子タタラ場の長(統率者)宮崎監督の熱烈な指名。冷徹なプラグマティズムと包容力をクールに体現。ジコ坊小林薫師匠連の密使・唐傘連の頭領世俗の酸いも甘いも噛み分けた飄々としたリアリストを洒脱に造形。乙事主(おっことぬし)森繁久彌500歳の猪神(鎮西の主)当時84歳の大御所。盲目の誇り高き老将の悲哀と狂気を圧倒的重厚感で演託。トキ島本須美タタラ場の女衆のリーダー格(甲六の妻)『ナウシカ』『カリオストロ』のヒロインから一転、肝の据わった江戸前気質の女性を好演。甲六西村雅彦(現・西村まさ彦)タタラ場の牛飼い(トキの夫)三谷幸喜作品等で培った絶妙な小市民感と愛嬌がシリアスな劇中で清涼剤に。ゴンザ上條恒彦エボシの側近・タタラ場の頭取豪放磊落でありながらどこか抜けている忠義の士を太い低音で好演。ヒイ様森光子エミシの里の巫女(隠れ里の長老)冒頭の不穏な託宣を語る巫女。国民的女優の持つ重厚な説得力が物語の幕を開く。
山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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