関東の骨董市へ行こう!プロが教える秘蔵スポットと目利きの極意

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日本の骨董ブームを語る上で欠かせないのが、古美術鑑定家・中島誠之助氏の功績である。「いい仕事してますね」という名台詞とともに、骨董品が持つ真の価値と職人技への敬意を一般に広く浸透させた。中島氏が高く評価するような格式高い古伊万里の染付や色絵磁器は、現代のシンプルなダイニングテーブルに一皿添えるだけでも、空間の表情をガラリと変えてしまう力を持つ。

また、昭和を代表する随筆家であり稀代の目利きとして知られる白洲正子も、骨董を生活の中で愛でる極意を遺した。彼女は飾るための鑑賞物としてではなく、使ってこそ活きる「暮らしの道具」として骨董を愛した。骨董市で巡り合う民芸品や木工品には、かつての生活者の呼吸がそのまま残されている。知識や銘だけに縛られず、自分の直感で「いい」と感じたものを選ぶ。それこそが白洲正子の教理であり、現代の骨董探訪の神髄と言える。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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