三菱創業者一族の知られざる系譜と巨万の富を築いた事業継承の真相

三菱創業者一族の知られざる系譜と巨万の富を築いた事業継承の真相を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

4代当主である岩崎小弥太の時代、三菱は個人のカリスマに頼る経営から、近代的な組織経営へと劇的な脱皮を果たす。ケンブリッジ大学で学んだ小弥太は、各事業部門を独立した株式会社へと改組し、持ち株会社を中心とする現代的なホールディングス構造をいち早く導入した。

しかし、第二次世界大戦の敗戦とともに、巨大な財閥はGHQによる「財閥解体」の直撃を受ける。創業家による株式所有は禁じられ、商号の使用すら一時制限される壊滅的な打撃を受けた。しかし、小弥太が遺した「組織の三菱」という企業文化と、各社に分散された優秀な人材群は途絶えることがなかった。解体によって個々に分断された企業群が、戦後の高度経済成長期に再結集し、不死鳥のごとく復活を遂げた経緯は、同族支配を超えた組織の強靱さを物語っている。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest