もののけ姫「ジコ坊」の正体とは?シシ神の首を狙う目的と裏設定を徹底考察
もののけ姫「ジコ坊」の正体とは?シシ神の首を狙う目的と裏設定を徹底考察とはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
ジコ坊が執拗にシシ神の首を狙った最大の動機は、「天皇(朝廷)からの勅命」にありました。作中の絵コンテや公式設定資料によると、当時の朝廷は病弱な天皇を救うため、あるいは権力者が不老不死の力を手に入れるため、神獣であるシシ神の首を求めていたとされています。
シシ神の首には「あらゆる病を治し、不老長寿をもたらす霊力がある」と信じられていました。タタラ場のエボシ御前を利用して神殺しを行わせたのも、ジコ坊の綿密な計略の一環です。エボシには「タタラ場を朝廷公認の領地として保護する」という見返りをちらつかせ、危険な前線に立たせました。
ジコ坊自身はシシ神の首が持つ神秘の力に執着していたわけではありません。「天地の間にあるすべてのものを欲しがるのが人の業(ごう)」と語るように、国家の権力闘争や人間の欲望を冷めた目で見つめつつ、与えられた任務を職務として淡々とこなしていました。