長月とは何月?夜長月以外の語源や旧暦とのズレ・時候の挨拶まで徹底解説
長月とは何月?夜長月以外の語源や旧暦とのズレ・時候の挨拶まで徹底解説とはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
和風月名における「長月」は、本来旧暦9月を指す言葉です。しかし、明治6年(1873年)の改暦によって太陽太陰暦(旧暦)から太陽暦(新暦・グレゴリオ暦)へと移行して以降、新暦の「9月」の別称としても慣用的に用いられるようになりました。
ここで押さえておくべき重要な事実は、旧暦と新暦ではおよそ1ヶ月から1ヶ月半程度の季節のズレがあるという点です。旧暦の月は月の満ち欠けを基準にしており、旧暦9月は現在の暦に換算すると9月下旬から11月上旬頃にあたります。すなわち、長月が本来表現していた季節は、残暑が厳しい9月初旬ではなく、朝晩の冷え込みが進み、木々が色づき始める晩秋の時期でした。
和風月名を効率的に覚える際は、秋の3ヶ月を「文・葉・長(ふみ・は・なが)」とリズミカルに連ね、「文を広げ、葉が散り、夜が長くなる」という季節の情景とセットで記憶するのが古典教育でも推奨される王道の学習法です。