なぜ東大生に発達障害が多いのか?天才肌の裏に潜む生きづらさと真相
なぜ東大生に発達障害が多いのか?天才肌の裏に潜む生きづらさと真相について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。
ネット上の掲示板やSNSでは「東大生の3人に1人はアスペルガー」「発達障害の巣窟」といった極端な言説が散見されます。こうした東大の発達障害に関するネットの反応と真相を確かめるべく学内の統計に目を向けると、医学的な確定診断を受けた学生が過半数を占めているわけではないものの、明確な傾向が浮かび上がってきます。
東京大学の学生相談所や支援機関が公表しているデータによれば、相談に訪れる学生の中でASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)の特性、あるいはそれに起因するコミュニケーション不全や無気力を訴える割合は相談件数全体の約20%〜30%前後に達しています。一般人口における発達障害の診断割合が約3〜5%程度とされることと比較すると、支援窓口において東大生の発達障害の割合が極めて高い水準を示していることは疑いようのない事実です。
もちろん、これは「東大生の大多数が障害である」という意味ではありません。知的能力の高さゆえに周囲から気づかれにくかった特性が、大学という自由で自己管理が求められる環境に入ったことで顕在化し、支援を求めるケースが急増している現実を反映しています。