インフルワクチンの効果期間はいつまで?打ってもかかる理由と接種時期
インフルワクチンの効果期間はいつまで?打ってもかかる理由と接種時期について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。
インターネット上やSNSでは時折「インフルエンザワクチンは効果がない」という極端な言説が散見されます。その根拠として「予防接種を受けたのに高熱が出た」という個人の体験談が挙げられがちですが、これにはワクチンの医学的な役割に対する誤解が含まれています。
インフルエンザワクチンが持つ最大の使命は「発症の予防」と「重症化の阻止」です。ウイルスの侵入そのものを完全に遮断する「絶対的な感染予防」を保証するものではありません。呼吸器粘膜からウイルスが侵入した際、体内の抗体が素早くウイルスの増殖を抑え込むことで、高熱や肺炎、脳症といった深刻な合併症を防ぎ、入院リスクを劇的に引き下げる働きを持っています。
厚生労働省などの研究報告によると、健康な成人における発症予防効果はおよそ50%〜60%と算出されています。「打ったのにかかった」と感じるケースでも、ワクチンを接種していたおかげで熱が微熱程度で済んだり、短期間で回復したりと、重症化を回避できている実態が多数を占めています。