ポニョ裏話から隠れた名曲まで!藤岡藤巻の昭和オヤジソング再発見
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藤岡藤巻の名を日本中に轟かせた最大のきっかけは、2008年に公開されたスタジオジブリの長編アニメーション映画『崖の上のポニョ』の主題歌だ。当時わずか9歳だった大橋のぞみとのユニット「藤岡藤巻と大橋のぞみ」名義で発表されたこの楽曲は、空前の大ヒットを記録した。
しかし、なぜソニー・ミュージックエンタテインメントをはじめとする大手レーベルに所属するプロの歌手ではなく、スーツ姿のおじさんたちが日本を代表するアニメーション巨匠・宮崎駿監督の作品に抜擢されたのか。そこには、映画の宣伝プロデューサーを務めていた藤巻氏とジブリ陣営との長年の信頼関係という、他では見られない奇跡的な巡り合わせがあった。
宮崎監督が口ずさんだフレーズをベースに構築されたあの親しみやすいメロディは、愛らしい少女の歌声と、どこか力抜けたおじさんたちの低音が合わさることで、唯一無二の温もりを獲得した。紅白歌合戦への出場を果たすなど日本中を巻き込むフィーバーとなったが、当の本人たちは過熱するメディアの取材に対して「本業に差し支える」と漏らすなど、どこまでも等身大でマイペースな姿勢を崩さなかった。