「わかりました」の英語はI Understandだと危険?上司・ビジネス別の使い分け

「わかりました」の英語はI Understandだと危険?上司・ビジネス別の使い分けについての真相をご紹介します。

日本人の英語学習者が最も陥りやすい落とし穴が、指示を受けた際の「I understand.」の多用です。ネイティブスピーカーがこの表現を聞いたとき、どのようなニュアンスを感じ取っているのか、その背景にある言語心理を紐解きます。

「I understand」の根本的なニュアンスは、「あなたの言っている理屈や背景事情は頭で理解できた」という純粋な認知的理解に留まります。つまり、「指示されたタスクを喜んで引き受ける」「命令に従う」という意思表明(コミットメント)が言葉の中に含まれていません。

上司から「明日の午前中までにこのレポートを修正しておいてくれ」と命じられた際、部下が「I understand.」とだけ答えると、英語圏の上司には次のように聞こえてしまうことがあります。

「言いたいことは分かりました(納得はしていませんが/やるかどうかは別ですが)」

特に叱責や注意を受けた場面で「I understand.」を繰り返すと、「言い分は分かりましたから、もう結構です」という反論や拒絶に近いトーンを帯びてしまうため、極めて危険です。指示や依頼を受けた際、ビジネスパーソンが相手に伝えるべきは「理解したこと」以上に「引き受けて実行すること」であり、言葉の選び方に根本的なズレが生じてしまう点が失礼にあたる理由です。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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