英語の「頑張って」実はNg?ネイティブが使い分ける決定版フレーズ集

英語の「頑張って」実はNg?ネイティブが使い分ける決定版フレーズ集について詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

英語学習者が真っ先に思い浮かべがちな「頑張って=Do your best」という等式。しかし、英米圏のネイティブスピーカーに対する意識調査や言語心理学の知見によると、このフレーズを大人が対等な関係や目上の人に対して使うケースは極めて稀です。大手グローバル企業で異文化コミュニケーション研修を担当する専門家は、次のように指摘します。

「日本語の『頑張る』は、本人の努力そのものを美徳とする文化的背景(ハイコンテクスト文化)に根ざしています。一方、個人主義と自律性を重んじる英語圏(ローコンテクスト文化)において、"Do your best"は『ベストを尽くせ(=現状の努力ではまだ足りないかもしれないから全力を出せ)』というニュアンスを含み、親から子供、あるいはスポーツのコーチから選手への訓示のような響きを持ちます」

同僚や取引先に対して"Do your best"と言ってしまうと、励ますつもりが「お前、サボらずに本気を出せよ」という上から目線のプレッシャーとして受け取られかねません。相手がすでに最大限の努力をしている状況であればなおさら、相手の尊厳や主体性を尊重しない不躾な響きを与えてしまいます。相手との心理的安全性を保ちながら背中を押すには、「努力を強要する」のではなく「相手の幸運や成功を願う」アプローチへと視点を転換することが不可欠です。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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