金正男Vxガス暗殺事件の真相|実行犯女性の現在と消えた息子の行方

今注目を集めている 金正男Vxガス暗殺事件の真相|実行犯女性の現在と消えた息子の行方について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

マレーシア当局の司法解剖によって正男氏の顔面や目から検出されたのは、化学兵器禁止条約で厳しく規制されている神経剤「VX(VXガス)」でした。VXは常温では無色無臭の油状液体であり、揮発性は低いものの皮膚吸収性が極めて高い特徴を持ちます。

その毒性はサリンの数十倍から百倍以上とされ、経皮致死量はわずか約10ミリグラム。皮膚や粘膜から体内に侵入すると、神経伝達を制御する酵素(コリンエステラーゼ)の働きを阻害し、全身の筋肉を硬直させ、最終的には呼吸停止と心不全を引き起こします。

なぜ実行犯の女性たちは、これほどの猛毒に触れながら命を落とさなかったのか。その鍵が「バイナリー兵器」の仕組みです。単体では無害または低毒性の2種類の前駆物質を別々の女性が正男氏の顔に塗りつけ、肌の上で混合させてVXを生成させた、あるいは一方が油性の保護剤を手に塗った上で極小量を塗布した可能性が指摘されています。いずれにせよ、工作員たちが女性の命すら意に介さず、完璧な暗殺兵器として利用した冷酷さが浮き彫りになりました。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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