宮下公園から消えた野宿者たち|渋谷再開発の光と影、排除の真相
宮下公園から消えた野宿者たち|渋谷再開発の光と影、排除の真相を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
宮下公園における立ち退き問題が大きく表面化したのは、2008年から2010年にかけてのナイキ・ジャパン社による命名権(ネーミングライツ)取得と改修計画でした。公園を有料スポーツ施設化する「宮下ナイキパーク」計画に対し、野宿者当事者や市民グループ、支援団体は「公共の広場が企業に私有化され、貧困層が追い出される」として激しい反対運動を展開しました。
対立が頂点に達した2010年9月、渋谷区は行政代執行に踏み切ります。公園内をバリケードで封鎖し、敷地内に残っていたテントや荷物を強制撤去。当事者や抗議する支援者らを警察や警備員が実力で排除する事態となり、その強硬な手法は国内外のメディアや人権団体から大きな批判を浴びました。
その後、2017年には東京五輪を控えた大規模再開発に伴い、公園は完全に閉鎖。この際にも再び残っていた野宿者への立ち退き要請が行われ、長年にわたる行政と支援者側の法的係争や抗議活動を経て、かつての宮下公園は姿を消すことになりました。