魔球ツーシームとは?フォーシームとの違いや握り方・変化の秘密を解剖
魔球ツーシームとは?フォーシームとの違いや握り方・変化の秘密を解剖に関するポイントを分かりやすくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。
超一流のプロ打者であっても、なぜツーシームに手を出して凡打を繰り返してしまうのでしょうか。その理由は、視覚的な錯覚と最新の空気力学によって証明されています。
第一の理由は「ピッチトンネル」の偽装です。投手のリリースから打者がスイングを開始する判断ポイント(ホームベースから約7〜8メートル手前)まで、ツーシームはフォーシームと全く同じ軌道を通ります。打者の脳が「真ん中のストレート」と認識してバットを振り出した瞬間、手元で数センチだけボールが沈むため、バットの上面に当たってゴロになります。
第二の理由は、縫い目(シーム)が引き起こす「シーム・シフト・ウェイク(SSW)」現象です。ボールの縫い目が非対称に空気とぶつかることで気流の剥離ポイントが左右でズレ、投球の回転軸から予測される軌道とは異なる方向へ不規則に曲がります。打者の目には「ボールが急に横へ滑った」「手前でお辞儀するように落ちた」と映るため、ミートすることが極めて困難になります。