人間は食物連鎖の頂点ではない?ブタと同等とされる衝撃の科学的根拠

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生態学では、生物が生態系ピラミッドのどこに位置しているかを定量的に測る基準として「栄養段階(トロフィックレベル)」という世界共通の指標を用います。これは「その生物が何を食べてエネルギーを得ているか」を数学的に算出したものです。

この計算ルールは極めてシンプルかつ厳格です。太陽光から光合成で自ら有機物を作り出す植物などの一次生産者が「レベル1.0」、その植物だけを食べる完全な草食動物(ウシやシカなど)が「レベル2.0」と定義されます。そして、草食動物を食べる肉食動物が「レベル3.0」、さらにその肉食動物を捕食する高次肉食動物が「レベル4.0〜5.0」へと積み上がっていきます。

フランス海洋開発研究所(IFREMER)などの国際共同研究チームが、国連食糧農業機関(FAO)の膨大な食糧消費データを解析して人間のトロフィックレベルを算出したところ、世界平均のスコアは「2.21」という結果になりました。

最高ランクが「5.0」であることを考えると、人間の2.21という数値は生態系ピラミッドのほぼ中間地点に過ぎません。人間が頂点ではない最大の理由は、人類のカロリー摂取源の約8割が穀物や野菜などの植物性食品であり、肉食の割合が全体の2割程度にとどまる雑食性の生物だからです。この「2.21」という数値は、海洋生態系でプランクトンを食べるカタクチイワシや、家畜として植物から残飯まで幅広く口にするブタと全く同じ階層にあたります。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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