パー券とは何か?裏金問題のからくり・相場と最新の規制状況を徹底解説
パー券とは何か?裏金問題のからくり・相場と最新の規制状況を徹底解説とはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
パー券とは、政治家個人や政党、政策集団(派閥)が開催する「政治資金パーティー」に参加するための対価として販売されるチケットのことです。政治資金規正法第8条の2において「対価を徴収して行われる催物」として法的に認められており、集まった資金は政治活動の原資として活用されます。
一般的なパーティー券の相場は1枚あたり2万円に設定されています。これには実務的な理由があり、政治資金規正法において「1回のパーティーで同一の個人・団体から支払を受ける対価が20万円を超える場合、収支報告書に氏名や住所を記載しなければならない」という公開基準が存在したためです。1枚2万円であれば、9枚(計18万円)まで購入しても購入者の名前が表に出ないという計算が働いていました。
また、政治資金パーティーは一般的なディナーショーなどと異なり、立食形式で簡単な飲食が提供されるケースが主流です。実際の飲食費や会場費などの経費は収入全体の2割から3割程度に抑えられ、残りの7割から8割が純粋な政治資金として手元に残る仕組みになっています。この極めて高い利益率こそが、政治家たちがパーティー開催に依存する最大の要因です。