殉職とは?労災との違いや二階級特進の真相・遺族補償の全貌を徹底解説
殉職とは?労災との違いや二階級特進の真相・遺族補償の全貌を徹底解説の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
金銭的な補償と並行して行われるのが、国家や自治体による最大限の栄誉礼です。殉職者には、その功績や階級に応じて「旭日章」や「瑞宝章」といった位階・勲章(叙勲)が生前の功績を遡及して授与されます。
また、組織ごとの慰霊追悼行事も極めて厳格に執り行われます。警察庁および各都道府県警察では毎年「殉職警察職員慰霊祭」が開催され、消防庁では「全国消防殉職者慰霊祭」、防衛省では総理大臣参列のもと市ヶ谷地区の慰霊碑前で「自衛隊殉職隊員追悼式」が実施され、その銘板が永久に顕彰されます。
なお、殉職者の合祀先として「靖国神社」を想起する向きもありますが、現在の運用には明確な区分があります。戦前の警察官や憲兵、旧日本軍の軍人・軍属などは靖国神社に合祀されていますが、戦後に発足した自衛隊の殉職隊員や現代の警察官・消防士は、原則として靖国神社への合祀対象にはなっていません。信教の自由と政教分離原則に基づき、現在は防衛省や各自治体の公的慰霊碑、あるいは千鳥ヶ淵戦没者墓苑などで公的に追悼される形が定着しています。