一夫多妻制が合法な国一覧!イスラム圏の厳格な条件と実態に迫る
一夫多妻制が合法な国一覧!イスラム圏の厳格な条件と実態に迫るの特集記事を解説します。最新トレンドが満載です。
一夫多妻制を法的に認めている、あるいは慣習婚として法的に容認している国々は、地理的・文化的に特定の地域へ集中しています。大きく分けると「イスラム法(シャリーア)を婚姻法に組み込んでいる中東・南アジア諸国」と、「部族社会の伝統慣習が根強いサハラ以南のアフリカ諸国」の2つに大別されます。
現在、一夫多妻制が合法または条件付きで認められている主な国々は以下の通りです。
【中東・北アフリカ地域】
サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェート、オマーン、バーレーン、イエメン、イラク、ヨルダン、シリア、エジプト、アルジェリア、モロッコ(裁判所の厳格な許可制)。
※なお、イスラム教徒が多数派の国であっても、チュニジアは個人地位法により一夫多妻制を完全非合法化しており、トルコも世俗主義に基づく民法により一夫一婦制を採用しています。
【西・中央・東アフリカ地域】
セネガル、マリ、ギニア、ブルキナファソ、ニジェール、ナイジェリア(北部12州のイスラム法地域および各地の慣習婚)、カメルーン、チャド、ウガンダ、タンザニア、ケニア(2014年の婚姻法改正により慣習婚の一夫多妻を合法化)。
【南アジア・東南アジア地域】
パキスタン、バングラデシュ、アフガニスタン、マレーシア(イスラム教徒のみ裁判所と第一夫人の同意が必要)、インドネシア(イスラム教徒のみ裁判所の許可制)。
このように、一口に合法といっても、無条件で認められているわけではなく、裁判所の許可や先妻の同意を義務付ける国が増加傾向にあります。