【青い龍】アオミノウミウシの猛毒と生態!海岸漂着時の危険と対処法
【青い龍】アオミノウミウシの猛毒と生態!海岸漂着時の危険と対処法にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
アオミノウミウシ(学名:Glaucus atlanticus)は、軟体動物門腹足綱に属するウミウシの一種です。一般的なウミウシが海底の岩場や砂地を這って生活するのに対し、本種は生涯のほとんどを海面に浮かんで漂流しながら過ごす「浮遊性」という極めて珍しい生活様式を持っています。
成体の大きさはわずか20mm〜50mm(約2〜5cm)程度と非常に小型です。特徴的なのはその体色と姿勢で、胃の中に飲み込んだ空気の泡を利用し、海面に「仰向け(腹部を上にした状態)」でプカプカと浮遊しています。水面側から見ると鮮やかな青色で海面に溶け込み、海中側から見ると腹部(実際には背中側)が白銀色で太陽の光に紛れるという、上下両方からの外敵を欺く見事な保護色(カウンターシェーディング)を形成しています。
左右に広がる羽のような突起は「ミノ(皮鰓)」と呼ばれ、浮力を得るとともに呼吸や消化器官の役割を果たしています。野生下における平均寿命は数か月から約1年程度と推定されており、外洋の過酷な環境下で風と海流に身を任せながら繁殖と捕食を繰り返しています。