昭和ポップスを築いた天才の魔法:ヒット曲を裏付けるコード解剖
昭和ポップスを築いた天才の魔法:ヒット曲を裏付けるコード解剖の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。
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青山学院大学で古典ジャズピアノに傾倒し、卒業後に日本グラモフォンへと入社した経歴は、当時の作曲家としては異色だった。レコード会社の洋楽ディレクターとして、最新の海外ヒットチャートや米国の洗練されたプロダクション手法を最前線で吸収した経験が、彼のバックボーンを決定づけることとなる。
専属作家制度が主流だった当時の日本の音楽出版業界に、フリーランスの作家として彗星のごとく現れた彼は、従来の泥臭い演歌やムード歌謡とは一線を画す「洋楽仕込みの洗練」を歌謡界に持ち込んだ。自ら譜面を書き、スタジオミュージシャンに直接細やかな指示を与えるそのスタイルは、日本の音楽制作の構造そのものを近代化させる契機となったのだ。