なぜガニ股打法は生まれたのか?種田仁の打撃フォームと開眼の秘密

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物語の起点となったのは2000年シーズンだ。中日ドラゴンズに所属していた元プロ野球選手の種田仁は、相次ぐ怪我と打撃不振に苛まれ、選手生命の瀬戸際に追い込まれていた。従来のオーソドックスなスタイルでは、どうしてもステップ時に軸足がブレてしまい、球の出どころを見極められない。打席で追い詰められた彼が試行錯誤の果てに辿り着いたのが、腰を深く落として両膝を開く、いわゆる「ガニ股打法」だった。

「とにかく打球を呼び込んで叩く。そのために余計な目線の上下動をゼロにする」。打撃コーチとの二人三脚で生み出されたこの構えは、投手側の足を踏み出す動作(ステップ)を極限まで削ぎ落とす画期的な工夫だった。周囲の嘲笑や驚きの視線を跳ね返し、彼はこのフォームを愚直なまでに貫き通した。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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