赤い地震雲は巨大地震の前兆か?気象庁の見解と科学が明かす真相
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雲そのものが地震によって作られるわけではないとしても、地震発生の直前や最中に「空が赤く光る」という現象すべてが錯覚とは言い切れない。科学界で実在が認められつつあるのが「地震発光現象(EQL: Earthquake Lights)」だ。
断層が激しく擦れ合う際、岩石中の結晶に強い圧力が加わることで電気(圧電効果)が発生し、地上へと解放されて放電現象を起こす。これが夜空を瞬間的に赤や青白く照らし出すことがある。東日本大震災の夜にも沿岸部で複数の発光が観測されたが、これは地震そのものの発光に加え、送電線や変電所の爆発事故による光が雲に反射したケースも多かったと推測されている。雲が変形するのではなく、「既存の雲や空が地表の放電で赤く照らされる」のがこの現象のカラクリだ。