石油元売りの勢力図と年収・シェア比較!大手3社と再編の真相
石油元売りの勢力図と年収・シェア比較!大手3社と再編の真相に関する最新の話題を丁寧に解説いたします。
エネルギー業界を志望する就活生やビジネスパーソンの間で混同されやすいのが、石油元売り会社と総合商社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事など)の役割分担です。両者は同じエネルギー資源を扱いながら、ビジネスモデルの立ち位置が明確に分かれています。
総合商社の主戦場は、エネルギーサプライチェーンにおける「川上」と「流通トレーディング」です。海外の油田やガス田の探鉱・開発プロジェクトに巨額の資金を投じて権益を獲得し、世界市場で資源を売買して利益を上げます。原則として、自前で大規模な製油所を操業したり、全国津々浦々に直営の給油所網を敷いたりすることはありません。
対する石油元売り会社は、原油の調達から「川中」の精製、そして「川下」の販売までをすべて網羅する事業会社です。産油国から原油をタンカーで日本へ運び、沿岸部の自社製油所でガソリン・軽油・重油・ジェット燃料・ナフサへと精製・分解。油槽所やタンクローリーを経由して全国のガソリンスタンドや航空会社、電力・鉄鋼・化学プラントなどの大口需要家へ直接届けます。製油所という巨大な生産設備と販売インフラを直接管理・操業する点に、元売りならではの責任と強みがあります。