日本は本当に狭い国なのか?欧州主要国との比較や窮屈さの真相
日本は本当に狭い国なのか?欧州主要国との比較や窮屈さの真相の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
限られた平地に膨大な人口が暮らしている結果、日本の実質的な人口密度は世界有数の過密レベルに達しています。
日本の名目上の人口密度は1平方キロメートルあたり約330人ですが、これを「可住地面積あたりの人口密度」に換算し直すと1平方キロメートルあたり1,000人以上へと跳ね上がります。これはバングラデシュなどの極端な人口過密国に匹敵する密度です。さらに、三大都市圏(東京・大阪・名古屋)への一極集中が加速し、とりわけ東京都区部では人口密度が1万人を超えています。
こうした都市部への過度な密集は、住宅環境にも直結しています。都市部の地価高騰に伴い、居住空間を細分化せざるを得ず、敷地面積の狭い「狭小住宅」やコンパクトな間取りのマンションが標準化しました。かつて海外から「ウサギ小屋」と評された背景には、都市計画の歴史だけでなく、山がちで平地が極度に少ない国土構造のなかで、利便性を追求した結果としての住宅事情が存在します。