幻の竜飛海底駅はなぜ廃止に?現在の竜飛定点と見学ルートの全貌
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国内外から高い人気を集めていた竜飛海底駅が閉鎖された主因は、北海道新幹線の開業に向けた施設改修工事の本格化です。青函トンネル内を最高速度で新幹線が駆け抜ける構造へと刷新するにあたり、旅客駅としての営業継続は構造的・安全管理的に極めて困難となりました。
具体的には、新幹線と在来線が同一線路を共用走行する「三線軌条」の敷設工事や、新幹線対応の超高圧架線への切り替え、さらにはトンネル内信号システムの全面刷新が必要でした。ホームが存在する狭隘な本坑内で大規模な夜間工事を急ピッチで進める中、日中に観光客を受け入れることは物理的な限界に達していたのです。
先行して北海道側の吉岡海底駅が2006年に定期見学を終了し、新幹線用資材基地へと転用された後も、竜飛海底駅は粘り強く見学客を受け入れ続けました。しかし、新幹線開業の足音が目前に迫った2013年11月10日、惜しまれつつも見学コースの受け入れを完全終了。そして2014年3月15日のダイヤ改正をもって、JR北海道の旅客駅としての歴史に正式な終止符が打たれました。