メキシコ麻薬抗争の深淵!極秘捜査資料が暴く巨大カルテルの闇
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メキシコにおける流血の歴史を語るうえで、かつて「麻薬王」として世界にその名を知られたホアキン・グスマン(エル・チャポ)の存在を外すことはできない。彼が率いた巨大組織シナロア・カルテルは、巧みな密輸トンネル網と強大な資金力を武器に、長年にわたり北米市場の大部分を支配下におさめていた。しかし、彼の身柄がアメリカへ引き渡され、連邦刑務所に収監されたことで、権力の真空地帯が一気に生じることとなった。
その空白を埋めるべく急速に勢力を拡大したのが、極めて攻撃的かつ残虐な手口で知られるハリスコ新世代カルテル(CJNG)である。新旧の二大勢力は、主要な密輸ルートや港湾都市の利権をめぐり、全国各地で凄惨な領土争いを開始した。分裂した旧勢力の派閥抗争と新興カルテルの侵攻が複雑に絡み合い、各地の治安状況は極限まで悪化。麻薬カルテル同士の対立は、地域の警察組織や行政を巻き込んだ全面戦争へと発展している。