70代の血圧正常値は130未満?最新基準と下げすぎリスクの真相
70代の血圧正常値は130未満?最新基準と下げすぎリスクの真相の詳細について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
家庭で測定した数値が一度「150mmHg」を記録したからといって、即座に危険な状態に陥るわけではありません。血圧は会話、室温、排便時の力み、測定前の歩行など、わずかな刺激で20〜30mmHg程度は簡単に変動します。
医師が70代の降圧薬服用の判断基準とするのは、数日から数週間にわたる「家庭血圧の朝晩の平均値」です。また、数値の高さだけでなく、以下のような本人の身体機能(フレイルの度合い)を総合的に診て処方を判断します。
- 自力で元気に歩行・家事ができているか(身体機能の維持)
- ふらつきや立ちくらみの自覚症状がないか
- 腎機能(eGFR)や心機能に悪影響が出ていないか
- 認知機能の衰えが見られないか
特に注視すべきは「早朝高血圧」です。朝起きてから1時間以内、朝食や服薬の前に測った血圧が135/85mmHgを超える状態を指します。早朝は身体を目覚めさせるために交感神経が急激に活性化し、血液が固まりやすくなる時間帯です。冬場の冷え切った寝室やトイレでの急な温度変化、さらには睡眠時無呼吸症候群や夜間頻尿による睡眠不足が引き金となり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす最大の危険因子となります。