教科書が隠す古墳時代の暮らしの実態!豪族と庶民の圧倒的格差と日常
教科書が隠す古墳時代の暮らしの実態!豪族と庶民の圧倒的格差と日常の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
「古代の人々は毎日白いご飯を食べていた」というイメージは、古墳時代の庶民には当てはまりません。古墳時代の食事と主食を紐解くと、階層によって口にするものが劇的に異なっていたことが分かります。
一般の農民たちが口にしていた主食は、アワ、ヒエ、キビなどの雑穀や、わずかに混ざる黒米・赤米でした。これらを土器で炊いて粥(かゆ)状にしたり、蒸して「強飯(こわめし)」にしたりして空腹を満たしていました。副食にはワラビやフキなどの山菜、ドングリやトチノキの実、川で捕れるフナやアユ、貝類が中心で、塩分補給には海水を煮詰めた藻塩が貴重な調味料として使われました。
対照的に、豪族層の食卓は極めて贅沢でした。純度の高い白米の強飯はもちろん、シカやイノシシの肉、タイやアワビといった高級海産物、さらには麹(こうじ)を用いた醸造酒や果実が日常的に並んでいました。この食生活の格差は、発掘された人骨の炭素・窒素同位体比分析によっても科学的に証明されています。