天国東京の真実|Wacko Mariaが構築した裏原宿の美学と都市カルチャーの全貌
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WACKO MARIAの歩みは、ファッションブランドとしては極めて異例だ。創業者の森敦彦氏は、かつてJリーグのヴェルディ川崎などで活躍したゴールキーパーである。ピッチを退いた後、彼は服飾専門学校に通うのではなく、東京・駒沢に「ROCK'N'ROLL HEADER」というバーを開店させた。
夜な夜な音楽好きやクリエイターが集まるバーカウンター。そこで培われた空気感こそが、2005年のWACKO MARIA設立の原点となった。服作りを独学で学びながら、彼らが目指したのは「自分たちが本当に着たい服」「音楽の匂いがする服」だった。
ブランド設立から10年目の2015年、自らの集大成として中目黒にオープンさせたのが旗艦店「PARADISE TOKYO」である。そして、この場所から「天国東京」という強い言葉が本格的に世界へ解き放たれることとなった。