ポケベルで「ありがとう」はどう打つ?暗号に秘めた平成の記憶と感動の幕引き

ポケベルで「ありがとう」はどう打つ?暗号に秘めた平成の記憶と感動の幕引きとはどのようなものなのか? 背景や要点を整理してお届けします。

ポケベルで「ありがとう」を伝えるアプローチは、端末の進化によって大きく2つの時代に分かれます。液晶画面に数字しか表示できなかった時代と、カタカナ表記が可能になった文字入力の時代です。

数字しか送れなかった初期から中期にかけては、語呂合わせによる暗号が主流でした。感謝を伝える定番として広く使われたのが「39(サンキュー)」です。さらに親しい間柄では、語尾を付け足した「392(サンキューね)」や、丁寧な表現として「390(サンキューです)」といったバリエーションも生まれました。

一方、1990年代半ばにカタカナ表示が可能な機種が登場すると、いわゆる「ベル打ち(2タッチ入力)」と呼ばれる文字入力方式が誕生します。これは公衆電話のテンキーを2回押して日本語1文字を指定する仕組みです。

文字入力番号仕組みの解説あ111行目(あ行)の1番目り929行目(ら行)の2番目(り)が21 042行目1番目「か(21)」+濁点「゛(04)」と454行目(た行)の5番目(と)う131行目(あ行)の3番目(う)

このルールに従い、公衆電話から「11 92 21 04 45 13」とプッシュすることで、相手の画面に「アリガトウ」という正確なテキストが届きました。当時の高校生たちはこの数字配列を丸暗記し、指先が見えないほどの超高速でプッシュボタンを連打していたのです。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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