元オリンパス社長・菊川剛の現在|巨額損失隠し事件の真相と賠償判決
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菊川剛氏は1941年、愛媛県に生まれました。名門である慶應義塾大学法学部を卒業後、1964年にオリンパス光学工業(現・オリンパス)へ入社。技術者主導の社風が根強かった当時の同社において、営業畑のエースとして頭角を現していきます。
特に顕著な実績を残したのが、米国法人への駐在などを通じた海外営業部門の拡大でした。カメラ事業のデジタルシフトを強力に推進した手腕が評価され、2001年に代表取締役社長へ就任。オリンパスの歴代社長の中でも屈指のカリスマ性を誇り、医療用内視鏡事業の世界シェア獲得とデジタルカメラ事業の立て直しを牽引して「中興の祖」と称えられました。
2011年には取締役会長兼最高経営責任者(CEO)に就き、社内での権力を確固たるものにしました。ワンマン体制を敷く中で、誰も逆らえない絶対的な権力構造が社内に醸成されていったのです。