世紀末とは文明の終焉か?ノストラダムスから『北斗の拳』の全貌

世紀末とは文明の終焉か?ノストラダムスから『北斗の拳』の全貌とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

かつて欧州で誕生した世紀末思想は、美的なデカダンス(退廃主義)を重んじる一部の知識人や芸術家の流行に過ぎなかった。しかし、これが20世紀後半の日本に輸入されると、民衆レベルの空想的パニックへと変貌を遂げる。その背景にあるのが、終末論的なメンタリティだ。

西暦2000年という大台を目前にした社会は、科学技術の急進と環境破壊、東西冷戦の余波などの影に怯えていた。ただの年号の変わり目であるはずの時期が、なぜ「世界の終わり」と結びついたのか。人は理解を超える社会構造の変容に直面したとき、物語としての「終焉」を求める傾向がある。単なる時代の節目である事実を拒み、大惨事や文明の滅亡という極端なストーリーを投影することで、日々の漠然とした不安にわかりやすい「理由」を与えようとしたのだ。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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