3チャンネルといえば何の局?地域でEテレやサンテレビに分かれる真相

3チャンネルといえば何の局?地域でEテレやサンテレビに分かれる真相の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

テレビ局にとって、リモコンの「何番」に自局が配置されるかは、会社の存亡を左右する死活問題でした。テレビ視聴者が番組を探す際、リモコンの「順送りボタン(ザッピング)」を押して巡回する習慣があるためです。

民間調査機関の視聴行動分析によると、リモコンの1桁ボタン(1〜8)に配置された局と、2桁ボタン(9〜12)に配置された局では、チャンネルが偶然選ばれる確率に約35%以上の開きが出ることが確認されています。アナログ時代にUHF帯(30〜60チャンネル台)に追いやられていた独立U局各社にとって、地デジ化は「キー局と同じ1桁の土俵に立てる最初で最後の千載一遇の好機」でした。

特に兵庫県のサンテレビは、開局以来「サン(SUN=太陽)」の名称を掲げてきた背景もあり、「3」の番号獲得には並々ならぬ熱量を注ぎました。当時の関係者は社内報や記念誌の回顧録において、「何としても3番を死守することが、阪神タイガース中継を愛する視聴者への責務であり、経営基盤の防衛線だった」と述懐しています。現在でも阪神戦のナイター中継時には、関西圏でキー局を凌駕する瞬間最高視聴率を叩き出し、「3番を押せば岡田阪神や藤川阪神の試合が最後まで見られる」という揺るぎない信頼を獲得しています。

一方、神奈川県のtvkや千葉県のチバテレも同様でした。首都圏においてキー局(日テレの4、テレ朝の5、TBSの6、フジの8、テレ東の7)がアナログ時代のVHF番号をほぼ死守する中、独立局にとって空席となった「3」はまさに黄金のオアシスでした。tvkはこのポジションを足がかりに、独自の音楽番組カルチャーや横浜DeNAベイスターズ戦の中継を定着させ、県域局の枠を超えたブランド力を確立していったのです。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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