フリースタイルリブレ2と1の違いは?スキャン不要と保険適用の全真相

フリースタイルリブレ2と1の違いは?スキャン不要と保険適用の全真相について重要なポイントを解説いたします。最新の情報をお届けします。

初代フリースタイルリブレと「フリースタイルリブレ2」を分かつ最大の境界線は、測定方式の根本的な進化にあります。初代リブレは「間歇スキャン式(FGM:Flash Glucose Monitoring)」と呼ばれ、腕に装着したセンサーに専用リーダーやスマートフォンを「ピッ」とかざして近距離無線通信(NFC)でデータを吸い上げる必要がありました。センサー内部には8時間分のデータしか蓄積されないため、8時間以上スキャンを忘れると記録に空白が生じるという構造的弱点を抱えていたのです。

これに対し、アボットが開発したリブレ2は「Bluetooth低エネルギー(BLE)通信」を内蔵。スマートフォンとセンサーが常時ペアリングされ、1分ごとに自動で測定値がアプリへ送信されます。つまり、ポケットやバッグにスマートフォンを入れたままであっても、測定値がリアルタイムで途切れることなく記録され続ける仕様へと刷新されました。「スキャン不要」と評される理由はここにあります。

さらに、医療現場が最も高く評価しているのが「リアルタイムアラート機能」の搭載です。従来の初代モデルでは、スキャンした瞬間に初めて「低血糖に陥っていたこと」に気付くケースが散見されました。しかしリブレ2では、グルコース値があらかじめ設定した下限値(例:70mg/dL以下)や上限値(例:200mg/dL以上)に達した瞬間、スマートフォンがアラーム音やバイブレーションで即座に警告を発します。

夜間の就寝中に自覚症状のないまま血糖値が急降下する「夜間低血糖」は、意識障害や昏睡を引き起こす極めて危険な状態です。リブレ2のアラート機能は、当事者や家族にとって「命綱」とも呼べるセーフティネットとして機能し、初代モデルとの間で最も決定的な安心感の差を生み出しています。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest