碁盤の目とは?京都や札幌が格子状に作られた歴史的理由と都市の秘密
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「碁盤の目」とは、縦と横の直線道路が等間隔かつ直角に交わる格子状の街路網を指す言葉です。文字通り、囲碁を打つための盤面に引かれた無数のマス目に街並みが酷似していることから、この通称が定着しました。都市計画の学術分野では一般に「グリッドプラン(Grid Plan)」や「格子状街路網」と呼ばれます。
世界史を振り返ると、紀元前の古代インダス文明(モヘンジョダロ)や古代ギリシャのミレトス、古代ローマの植民都市(カストラ)など、権力が計画的にゼロから建設した都市の多くでこのグリッド構造が採用されてきました。無秩序に道が広がる自然発生型の集落とは異なり、「軍事的な移動の迅速化」「人口増加に応じた公平な土地配分」「徴税管理の効率化」を実現するための強力な統治ツールだった点が共通しています。
日本においても、奈良の平城京や京都の平安京、さらには城下町や近代の開拓都市に至るまで、国家プロジェクトとして整備された中枢都市の多くが碁盤の目を基盤として設計されました。