明治カールの味は今何種類?カレー味終了の真相と東日本購入ガイド

明治カールの味は今何種類?カレー味終了の真相と東日本購入ガイドについて専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

「なぜ、チーズとうすあじだけが生き残り、カレー味が切られたのか」――この疑問は、全国のカールファンが今なお抱き続ける最大のミステリーです。1969年に登場し、スパイシーな風味とコーンパフの甘みで絶大な支持を集めた「カールカレー味」が姿を消したのは、感情論ではなく冷徹な経済合理性に基づいた経営判断によるものでした。

明治が発表した事業構造改革の経緯および当時の取材報道によると、ブランド全体の売上高は1990年代半ばのピーク時に約190億円を記録していました。しかし、ポテトチップス市場の急成長や競合他社による新感覚スナックの台頭に伴い、2010年代半ばには約60億円と、全盛期の3分の1にまで急減。全国5工場で分散生産し、日本全国へトラック輸送を維持するビジネスモデルは限界を迎えていました。

スナック菓子は体積が大きく重量が軽いため、物流業界では「空気を運んでいるようなもの」と例えられるほど輸送コスト効率がシビアな商材です。原油高やドライバー不足が深刻化する中で全国配給網を維持することは極めて困難であり、採算性を鑑みて生産拠点を四国・松山工場へ集約する決断が下されました。

その際、限られた生産ラインに残す味の選別が行われました。社内データにおける実売比率は、チーズあじとうすあじの2種だけでブランド全体の売上の大半を占めており、カレー味やその他のフレーバーは熱狂的な支持層こそ抱えていたものの、パイ全体としては数パーセント規模にとどまっていたのです。工場稼働率と原料調達の最適化を突き詰めた結果、惜しまれつつもカレー味は生産終了という苦渋の決断が下されるに至りました。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest