マフラーにステンレスタワシで消音?効果と車検落ちの危険性を検証

マフラーにステンレスタワシで消音?効果と車検落ちの危険性を検証の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

結論から言えば、マフラーのサイレンサー内部やテールパイプにステンレスタワシを挿入することで、排気音を減衰させる効果そのものは物理的に発生します。これは、タワシの持つ極細の金属繊維が複雑に絡み合った多孔質構造が、排気ガスの脈動エネルギーを分散させ、音波を熱エネルギーへと変換して吸収するためです。

市販のインナーサイレンサー自作や消音加工の現場における排気音量デシベル測定結果の傾向を見ると、アイドリング時から近接排気騒音の測定回転数において、おおむね3〜5dB前後の音量低下が観測されるケースが目立ちます。デシベルの特性上、3dBの低下は音圧エネルギーが約半分になることを意味するため、人間の耳には「明らかに角が取れてこもった音になった」「低音の響きが和らいだ」と体感できるレベルの変化です。

しかし、この消音効果は排気通路を物理的に塞ぐことで生じる強力な排気抵抗(排圧)と引き換えに成り立っています。消音器本来の設計であるストレート構造や多段膨張室による適正な消音とは異なり、単に排気の抜け道を狭めているに過ぎない点には十分な理解が必要です。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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