食品ラベルの酸味料に潜む罠!一括表示の裏と安全性の真実を暴く
食品ラベルの酸味料に潜む罠!一括表示の裏と安全性の真実を暴くにまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
詳細を見る
食品パッケージの裏側を見つめる消費者の大半は、「酸味料」という文字を見てレモンやリンゴのような果汁由来の成分を想像するかもしれない。しかし、その実態は大きく異なる。酸味料とは、食品に酸味を与える目的で使用される多種多様な有機酸や無機酸の総称だ。
代表格であるクエン酸をはじめ、爽快感をもたらすリンゴ酸、独特の渋みを持つフマル酸、酒石酸、乳酸、さらには無機酸であるリン酸など、多種多様な化合物が存在する。これらは単独で使われることよりも、複数ブレンドして使用されるケースが圧倒的に多い。柑橘系の爽やかさを際立たせるためにクエン酸とリンゴ酸を掛け合わせたり、味の立ち上がりとキレを両立させるために有機酸を緻密に配合したりする設計が日常的に行われている。
問題は、現行制度においてこれらを何種類混ぜ合わせても、原材料表示には「酸味料」という一括表示だけで済まされてしまう点だ。消費者は自分が口にしている加工食品に、具体的にどの物質が何種類、どの程度の分量で投入されているのかをパッケージから読み取ることはできない。