二重マスクは本当に逆効果?富岳実験で判明した正しい重ね順と効果の真相
二重マスクは本当に逆効果?富岳実験で判明した正しい重ね順と効果の真相について見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。
二重マスクの性能を語るうえで外せないのが、理化学研究所や神戸大学などの研究チームがスーパーコンピュータ「富岳」を用いて実施した飛沫シミュレーションです。この富岳のマスク実験結果は、マスク重ね付けに関する従来の思い込みを覆すデータを提示しました。
実験によると、不織布マスクを正しく1枚着用した場合の飛沫捕集効率は約85%でした。これに対し、不織布マスクの上にウレタンマスクを重ねて隙間を密着させた場合、捕集効率は約89%まで向上することが確認されています。わずか数パーセントの差に見えますが、微細なエアロゾルやウイルスの吸入リスクを限界まで抑えたい場面では確かな上乗せ効果を発揮します。
研究チームが強調したのは「2枚重ねたからフィルター性能が2倍になるわけではない」という点です。効果が向上した本質的な要因は、不織布マスクの弱点である「鼻や頬の隙間」を、伸縮性のある外側のマスクが上から押さえつけて塞いだことにあります。